2014年4月1日火曜日

心得 第一 「一日一日を今日が限りと心得よ」

《武士というものは、正月元日の朝に雑煮の餅を祝おうと箸をとったときから、その年の大晦日の夜に至るまで、毎日毎夜のように死ということをこころに覚悟するのを第一に心がけとするものである。常に死を覚悟しておりさえすれば、忠孝二つの道をもはずさず、さまざまな危険や災難にもあわず、健康のうちに長く寿命を保ち、さらには人格までも立派になるなど、多くの利益があるものである。
そのわけはといえば、そもそも人間の命というものは夕べの露、明日の霜にたとえられ、まことにはかないものとされている。とりわけ危ないものは武士の命であるのに、人々はいつまでも長生きができるかのように勝手に思い込んで、主君への奉公も、両親への孝行も末永くできるもののように考えるところから、主君への奉公を怠り、両親への孝行もいい加減なものになってしまうのである。
わが身命は、今日はあっても明日はないものとの覚悟さえあるならば、主君に対しても今日が奉公の仕納め、親に仕えるのも今日が限りと思うようになり、主君の御前で御用を承るにも、両親の顔を拝見するにも、これが最後となるかも知れぬとの気持ちにならずにはいられまい。それであるから、死を覚悟することが、忠孝の道に一致するというのである。》

聖書にも「明日を思い煩う勿れ」という言葉があります。
「一日の苦労は一日にて足れり。」ですね。
今という時間を生きましょう!!

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