2014年4月2日水曜日

心得 第二 「軽率が災厄を招く」

《また、死の覚悟を忘れて油断するところから、慎重さを欠き、人の感情を害するようなことを言って口論となり、聞き捨てにしてもよいようなことまで聞きとがめて議論をし、または意味もない遊山見物や人ごみの中を歩き回っては、得体の知れぬばか者にぶっつかって思わぬけんかを起こし、命を失って主君のお名前を汚したり、親兄弟に迷惑をかけたりするのも、すべて死を常に心に覚悟することを忘れたところから起こる災難である。

つねに死ということを心に決めているならば、一言一言を大切に考える武士としての心がけによって、人にものを言い、または人の言葉に返事をするようになるから、意味もない口論をしたり、人が誘っても下らぬところへ出かけたりすることもせず、思わぬ危険に出会うこととてもない。さまざまな災難から逃れられるとは、このことをいうのである。》


「死の覚悟を忘れて油断するところから・・・」という、今日最も疎遠なものそれが〈死の覚悟〉ではないでしょうか。「延命、長寿」=〈仕合わせ〉だけで、〈生きがい〉〈志〉は生まれるのでしょうか。

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