およそ、家老、年寄り、用人などという役目は、主君のご判断によって仰せ付けられるのであるから、それらの人々のことを悪くいうことは主君を非難するのと同じこととなる。また、そうした人の力を借りねばならなくなった時には、機嫌を見計らい、手をそろえ、膝をかがめて、ひとえにお願いいたしますなどといわねばならぬ場合が起こらないとはいえない。そのようなとき、ついさっきまでは陰で批難嘲笑していたその口で、いかに用があろうとも、そうしたことは言えたものではない。そのようなことも、前もって考えておくべきであろう。
以上、初心の武士の心得のために申すものである。》
主の用心によって、用人は任命されている。用人に対するには、心得違いをしないで、用心し、主の用心を受け止めることであるというのである。〈心は人に表れ、人は心を現わす〉。
真意を理解する力を養うこと。
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